遺言公正証書と遺言執行者について
行政書士登録してすぐの平成28年4月に日本行政書士会連合会が設立した
行政書士を正会員とする
一般社団法人コスモス成年後見サポートセンターへ入会しました。
コスモスの活動が今まで自分が経験してきた業務に近く
事務的な側面だけでなく、法律的にもさらに学びを
深めたかったのが入会を決めた理由です。
成年後見業務を行う上で、組織力が必要と感じたこともありますが・・・。
正式名称はとても長いので、支部規程で愛称とされている
「コスモスふくおか」とご案内することも多いです。
「コスモスふくおか」では毎月、会員専門知識を深めるため
成年後見制度やその周辺業務に関する研修を開催しています。
4月の研修会は
「遺言執行の実務」~弁護士と学んであなたも遺言執行者になろう~
というテーマで開催されました。
遺言公正証書を作成する場合、その遺言を実際に行っていく遺言執行者を
定めることが多いです。
研修では、実務に詳しい弁護士の先生に講義いただきました。
遺言書の作成と注意点、遺言執行の実務や遺言執行のトラブルについてなど
依頼者の死後の不安を解消してすみやかに遺言を執行する必要性。
また様々な利害関係者によるトラブルに巻き込まれずに
確実に遺言を執行するために必要な知識、手続きなどに
ついてテキストを用いながら説明していただきました。
ちょうど実際に遺言公正証書の遺言執行者として
動く必要があったので、とても参考になる研修でした。
遺言作成から執行までの期間が長いと
遺言に明記してある内容と異なる場合もあります。
出来るだけそういった場合にも対応できる内容の遺言を
詳細に検討しておく必要があると感じました。
講師の先生から購入指定された書籍を参考までにこちらに記載します。
「遺言執行実務マニュアル」 著 中根 秀樹(弁護士) 新日本法規
分厚い書籍になりますが、基本から学べる内容になっています。